乳がん検診の種類
乳がん検診方法の特徴とメリット・デメリットをまとめています。
エコー検査(超音波)
4000~6000円程度
超音波は、人が聴こえない高い周波数の音波のことです。
高い音波を体にあてることで、跳ね返ってきた反射を画像に写し出します。

メリット
最も費用が安い検査方法です。
また、エックス線や薬を使わない為、身体への負担は少ないです。
デメリット
超音波(エコー)検査は、検査を行う技師の技量の差がでやすい検査です。また乳房を見られる恥ずかしさがあります。
エコーゼリーを胸に塗り、機械を当てて検査します。基本的には痛みはないのですが、細身の方で脂肪が少ないと、痛みを感じるかたもいらっしゃいます。またABUS(エイバス)という、機械が自動スキャンする装置で行うと、比較的強い圧力がかかります。
マンモグラフィ検査(エックス線)
5000~8000円程度
乳房撮影専用X線装置を用いて乳房を圧迫し、乳房内の組織の差を写し出す画像検査です。

メリット
「しこり」や「石灰化」のように触れることの出来ない小さな病変を写し出すことが出来ます。シニア層で閉経後、乳房の多くが脂肪に置き換わっている方は、マンモグラフィが適しています 。
デメリット
乳房を圧迫する際の痛み、乳房を見られる恥ずかしさ、少量の放射線被ばくがあります。また若い女性、乳腺濃度が高い(デンスブレスト)女性などでは、乳腺組織が真っ白に映ってしまい、初期の乳がんを見つけにくい場合があります。
非造影MRI検査(磁気)
18000~30000円程度
強力な磁石でできた機械の中に入り、放射線を使わず磁石と電磁場の力を利用して身体の臓器や血管を色々な断面で撮影する検査です。

メリット
痛みはなく、Tシャツを着用して撮影する為、乳房を見られることはありません。またエックス線を使わないので、放射線被ばくはありません。
若い女性、乳腺濃度が高い(デンスブレスト)女性、乳房の手術後などの女性に向いています。
デメリット
マンモグラフィ、エコー検査と比較して、金額が高めです。
・閉所恐怖症の人は受けられない場合があります。
・体内金属の種類によっては受けられない場合があります。