これまでの診断成績
2019年3月までの1091例の集計において、がん発見率14.7%*、陽性適中率15.1%、要精査率9.7%でした。(MammographyおよびUSの参照なしの、非造影MRI単独読影での数値です)。
受診者背景が異なるため一概に比較できませんが、これはEVA trialで示されているCancer Yield (1000人あたりの発見数) で、Mammography+USの併用(7.7) の倍近い数値であり、かつ造影MRI (14.9)に近い値を示しています。
この高い診断成績は、「MRI自由自在」(メジカルビュー社)で示したような、Short T1, Short T2 changeに関する知識や、STIR/CHESSのlesion/backgroundコントラストの違い、TRの保持によるlong T1 lesion enhancementなどの知識を用いて画質を保持し、また診断することにより支えられています。
*patient baseなので実際のがん発見数はこれより多くなります。日本乳癌検診学会で発表予定です。
※ EVA Trialと 今回の無痛MRI乳がん検診の受診者背景は異なりますので直接比較はできないことにご注意ください。ただし今回のデータは1000例を超えた規模による集計です。