被ばくゼロの理由
MRI検査ですので、放射線被ばくはゼロです。ですから何度受けても累積被ばくはゼロのままです。生涯のあいだに繰り返し受ける検診として、とくに向いている検査と言えます。
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は名前の通り≪MRI≫を使用します。 MRIはトンネルのようなところに身体を入れて写真を撮る装置です。
マンモグラフィは、エックス線装置を使用します。このため微量ですが放射線被ばくをします。
MRIの内部は磁石とコイルでできていて、エックス線(レントゲン)を使用しません。このため被ばくが「完全にゼロ」であるという特長があります。このため安心して繰り返し検査を行うことが可能です。
<参考:HBOCについて>
遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)という疾患があります。これは、遺伝子の一部に異常があるため、通常の人に比べてはるかに乳癌や卵巣癌にかかりやすいことが知られています。
HBOCの原因遺伝子を持っている人の割合は1000人に1人程度(約0.1%)と言われていますが、乳癌になった方の10%程度を占めています。単純に考えると、100倍も乳癌になりやすいわけです。
その理由として、DNAが何らかの理由(たとえばエックス線)で切れたときに、修復できないため癌化しやすいことが言われています。検診のためにエックス線を使うということは、知らず知らずの間に、少数のHBOCの方に被ばくをさせているということでもあります。これにより乳癌を誘発する懸念もあります。この意味で、放射線被ばくを伴わないMRIはより安全であるとされています。
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マンモグラフィの被ばくについて解説
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