痛くない理由
乳がん検診は、健康を守るために欠かせないものです。しかし「痛みがあるから嫌だ」と感じる方も多いのではないでしょうか?そんな方に新たな選択肢として検討していただきたいのが、無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)です。その名の通り、乳房をはさむ痛みを感じずに受けられる検診方法です。本記事では、この検診方法がなぜ痛くないのか、その仕組みを中心に解説していきます。
無痛MRI乳がん検診が「痛くない」理由
従来の乳がん検診では、乳房をできるだけ引き伸ばし、板で挟むマンモグラフィー検査が主流でした。この方法では、乳房を圧迫するために強い痛みを感じ、つらい思いをされる方も一定数いらっしゃいます。これが検診を避ける理由の一つとなっています。受診者からのアンケートでは、乳房に普段から痛みを感じる場合や、サイズが小さい場合に、耐え難い痛みを経験したという切実なお話もいただいています。
一方、無痛MRI乳がん検診では、この「痛み」の原因を解消することができます。
圧迫不要のMRI検査
無痛MRI乳がん検診で採用されているのは、磁場と電波を使って乳房の内部を詳細できる、MRI装置を利用します。検査はマンモグラフィーのように乳房を圧迫する必要がなく、下向き(うつ伏せに)になり、乳房を丸い穴のなかに垂らして撮影するだけなので、乳房をはさむ全く痛みがなく、リラックスした状態で受けられるのが特徴です。
マンモグラフィの場合

MRIの場合


検査は、乳房型にくりぬかれたベッドにうつ伏せになることで行います。乳房を挟まないので、痛みもありません。
さらに、自然な形で乳房が下垂するので、サイズに関わらず大きくキレイな形で撮影できます。
なぜ圧迫が必要ないのか?
マンモグラフィーでは、X線を使って乳房内部の構造を確認するため、乳房を薄く広げる必要があります。これは放射線被ばくを減らすためにも有効です。しかし、MRIは磁場を利用して体内の対象物を薄いスライスにして観察できるので、そのままの形で(圧迫せずに)撮影できるのです。この方法なら乳房に直接触れることなく、内部の状態を鮮明に把握できるのです。
痛みだけでなく不安感も軽減
圧迫が不要なだけでなく、MRI検査はリラックスした状態で横になって受けられます。痛みをがまんする必要がないので、検査中の不快感や緊張感が少ないということも大きなメリットです。
安全性と高精度を両立
無痛MRI乳がん検診は、痛みがないだけではありません。その安全性と診断精度の高さでも注目されています。
- 放射線を使わない安心感
- MRI検査では放射線を使用しないため、被ばくリスクが完全にゼロです。これは、放射線に不安を感じている方や、定期的に検査を受ける必要がある方にとって大きな安心材料となります。
- 乳腺の状態に左右されない検査
- 高濃度乳房の方でも、MRIなら乳房の内部をしっかり確認できます。一般的な検査で見つけにくい微細ながんも、高精度の画像技術で発見が可能です。
痛みを理由に検診を諦めないで
乳がん検診を受けることは、自分の健康を守るためにとても大切なことです。しかし、痛みや不安感があるとどうしても足が遠のいてしまいますよね。無痛MRI乳がん検診なら、そうしたハードルを取り除き、気軽に検診を受けることができます。ぜひ一度、受診を検討してみてください。
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マンモグラフィが痛い理由を解説
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